風に葉が揺れる音が聞こえる本当の静けさ『豊前屋旅館』

 明礬温泉の中で最も山際に建つのがこの豊前屋旅館。まるで季節の懐にでも包まれたようなたたずまいの宿は、明礬の“離れ”のようでもあり、静寂の中で身を沈める温泉の心地良さは他ではなかなか味わうことができないものです。
 1日わずか2,3組しか受け入れることのない山里の温泉宿。その料理は、心に残る、そして心温まる料理です。山から引いた水で野菜を洗いご飯を炊く。明礬の山の芯に一番近い見事な水です。その水で育てた米や野菜が豊前屋のご馳走。美しい水がこの宿を潤しているように、ここに湧く温泉もまた特別なもの。山から湧くがままの温泉は、山の自然をそのまま反映しています。晴れた日の朝は、湯舟から海に浮かぶ朝日を拝むことができ、これは宿泊客だけが味わえる贅沢です。白濁した上質の硫黄泉は、どこかふっくらと感じる柔らかさで、肌にスベスベと馴染んでゆきます。柔らかくきめの細かい粘土質を含んだお湯、これが肌ツルツルのもととなっているようです。評判が評判を呼んで、温泉の達人たちが我先にと浸かりに来る名湯です。

0977-66-0537  豊前屋旅館HP

下左)旅館の裏山はいわゆる地獄地帯。山の湧水がそのまま流れ出るものもあれば、温泉となって湧き出るものも。人の手を一切触れない山からの初な温泉が湯舟にあふれる。 下中)冬にはこたつ敷きの部屋が人気 下右)別府湾で獲れた新鮮な魚に、手間を惜しまない豊前屋もてなしの料理

飾らない、気取らない・・・・豊前屋流のおもてなし

鳥の声が山に響き、季節を知らせてくれる。温泉郷の山際に静かに建つ豊前屋

山や自然界のミネラルをたっぷり含んだ水で調理する